あやふや映画ノート

主に映画鑑賞の記録・感想を残していきます。

【'23コナン】灰原哀さんにやすやすと心の臓を掴まれました【あやふや感想】

本ブログで取り上げる記念すべき第一作目は、

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」です。(2023/4/28鑑賞)

 

おおいに楽しんで興奮したせいか、

すでに記憶がずいぶんあやふやなのですが、

手当たり次第気になったトピックから

取り上げていきたいと思います

 

※以下、ネタバレを含みます!

 

トピック①「老若認証」の名前ってもうちょっとなんとかならない?

みなさんは劇中で聞いたときに

「いやいや、『老若認証』って(笑)」と思いませんでしたか?

ちなみに、わたしは以下のように思いました

「高度な認証システムの名称にしては、ダイレクトすぎるし、

ダイレクトな割に『なにができるのか』がわかりにくくない?」と

※作り手側からすれば本当に大きなお世話だとはわかっています

 

認証システムの機能そのものがストーリーにおいて重要であり、

機能の内容が観客に伝わりさえすればいい

同一人物のいた姿とい姿にわたって顔認証できる機能を持った認証システムであることは

非常にわかりやすく表現できているから、

名称はシンプルにして「老若認証」が落としどころなのかなとは思います

ちなみに、日本語以外ではどのように呼ばれていたのか気になります

調べておこうと思います

 

映画を楽しむにあたってノイズになるほどではありませんでしたし、

気にならなかった方は一切合切忘れてください

また、文句を言っただけだと座りが悪いので、

別の機会に老若認証の代わりの名前を検討してみたいと思います

 

トピック②「子どもの言動で人生が変わることもある」ってさ〜〜〜〜

もう、あの、興奮でなにも意味のあることは言えないのですが、

よすぎじゃないですか????

野志保さんが女性の研究者にかけた言葉は以下の通りでした

「子供の言葉や行動で人生が変わることもある」

「私は変われた、だから信じて」

え??そこまで詳しくないので全然見当違いだったら消えたいんですけど、

これって新一くんに言われた言葉によって、

ある意味で生かされている宮野志保さん自身のことでしょう???

 

闇深い仕事に手を染めて、姉は殺され、自分も追われる身となり

子どもとして身を隠して生きている宮野志保さんのなかで

新一くんの言葉が生きているのよすぎでした

 

ありがとうございました

 

トピック③潜水艦に撃ち落とすスナイパーってどこにいるん?いたー!!

そして出てくれるだけでテンション上げざるを得ないキャラの一人、赤井さん。

黒の組織の潜水艦をヘリからロケラン(推定)で狙うのを見て、

『潜水艦に!?ロケラン???なぜ──?!』

と心の中で叫びました

 

船籍はおろか出所もきっと一切不明な潜水艦にロケランを撃ち込めるのは、

たしかに赤井さんしかいないでしょう

 

対潜水艦の戦い方について詳しくはないのですが

同じ「ロケットランチャー」でも戦艦に搭載されている形式なんじゃないの?

とも思いましたが、きっと既存の対潜レーダーなどにはひっかからないから

目視で撃ち込める赤井さんがアサインされたのだろうと思うようにします

 

これまでスナイパーのすごさを表現したければ、

『はるか遠くにある小さな的を当てさせる』ものだとばかり思っていましたが

得体の知れない潜水艦をターゲットにすることでも

すごさを表現できることもあるんだなと学びました

 

トピック④歩美さんのジェスチャーにヒヤリとしたけど、どう考えればいいんでしょうかね

コナン映画恒例の阿笠博士のクイズコーナーで、

歩美ちゃんが怒りの表情をわざとつくるときに

目尻に指をあてて目を吊り上げる動作をしたのが

そこそこな頻度で問題になっている「つり目ポーズ」に似ていたので、

結構ぎょっとしちゃったんですよね

 

「つり目ポーズ」といえばアジア系の容姿を揶揄する際に使われた背景を持ち、

人種差別的なジェスチャーとしてある程度知られているかと思います

 

映画の中では容姿の違いだとかそういった文脈のもと登場したわけではないし、

制作者側に差別の意図はないだろうことは推測できるけれど、

文脈と切り離したジェスチャーの危うさは内部で議論にならなかったのかしら?と少し疑問には思いました

せめて片手にするか、『目尻』を示す矢印にするかとかもできるのではないか、

わざわざ両手の人差し指を目に当てなくてもよくないかな、と思っちゃったわけです

 

しかもアジア系のキャラが自らこのジェスチャーをやる場合、

どう考えればいいんでしょうね?

クィアと侮蔑的に呼ばれた人たちが、自ら「クィア」を自称することで、

言葉を取り返していった、というような背景を踏まえて、

歩美ちゃんがこのポーズをしたとは考えにくいし......

うーん、これについてはまた別の機会にしっかり時間をとって考えようと思います

 

トピック⑤人工呼吸はキスだと思っている灰原哀さん(18)

ねえ、灰原哀さんは人工呼吸のこと、キスと認識しているんですか?

わたしが灰原哀さんのことをあまり理解できていなかったのかもしれないですけど、灰原さんはキスだと認識していないものだとばかり思っていたんですよ。たとえば、歩美ちゃんとかが「キ、キス・・・?!」って動揺するのはわかる。その横で「ふーん、お子ちゃまね」と言っている様子も想像できるじゃないですか。死ぬような思いも何度か経験していて、人命救助のリアリティもそれなりに一般市民よりは身近に感じているはずじゃないですか。それでもって

「ねえ、新一くんわかってる?わたしたちいまキスしちゃったのよ?」(あやふや引用)

って心の中で言うんですか??ええ??意外すぎじゃあありませんか???18歳だからキスへの憧れも強いってこと??そうなの??セリフ自体の迫力はもちろんだし、しかも林原めぐみさんの演技もあいまって、破壊力すごすぎて心臓を捧げるほかありませんでした

 

以上、今回は「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」について

興味のあるトピックを取り上げました

 

書いているうちにおもしろかったところを思い出せたりして、

感想を言語化するのって楽しいなと思いました

 

この記事を読んでくださった方、もしいらっしゃるならば、

一言でもいいのでコメントとかいただけたら嬉しいです

 

では、また

 

 

 

 

 

230426 はじめに

はじめまして、MATTIAです。

このたび映画の感想や考察を記録していく

ブログをはじめることにしました

 

みなさま、どうぞよろしくお願いいたします

 

最初のご挨拶にかえて、

ブログ開始の経緯や目的などについてお話しします

 

 

 

自己紹介

わたしは1997年東京生まれ育ち

映画好きの両親のもとで、幼い頃から映画に触れてきました

 

記憶にある最初の映画は『ブルース・ブラザーズ

黒い円盤をいそいそと機械に読み込ませようとする父の姿をぼんやりと思い出せます

その影響なのかいまでも男性二人組の相棒ものは大好きです

 

成長するにつれて好きなものが変わる人もいるとおもいますが、

私はますます映画が好きになりました

一つの映画を何度も映画館でみて、

同じ映画好きの人とSNSで語りあって、

ロケ地巡りをしたり、

たまには同人誌を出したりして.....

 

そして、誰かに伝わる形で作品を見て生じた考えを書き残すことに

とりわけ魅力を感じはじめました

 

ブログ開始の経緯

世の中にはいろいろなことの「専門家」の方がいて、

それぞれ独自の視点から作品について論じている記事を

いたるところで読むことができます

 

記事を読むとおおいに共感できるところがあったり、

全く気づきもしなかった新たな発見があったりと、

作品をさらに楽しめます

 

いつしかわたしもそんな記事を

残してみたいとおもうように

 

先達の書く「批評」にはまだ追いつけなくとも、

わたしは「わたしの視点」から「感想」を書こうとおもい

ブログをはじめることにしました

 

ただし、わたしはかなり感情移入してしまうタイプで、

興奮すると記憶がごっちゃになることも多いと自覚しています

 

また、感想に限らず映画関連のことを書いたり、

もはや映画以外の媒体についても書くブログにしたかったので

「あやふや映画ノート」とタイトルをつけました

 

わたしの視点とは

わたしの視点からブログを書くにあたって、

なにをもって「わたし」というのか、

主要な要素を紹介します

 

・東京生まれ育ち

・シス女性/レズビアン

・大学では英米文学専攻(主に小説)

・アクション/ファンタジー/SFなどが好き

・ホラーやスプラッタは、

・好きなものは最後に食べるほう

......etc

ほかにも細かな要素が集まって、わたしをつくっています

 

気をつけること

ブログを書いてワールドワイドウェブに公開するにあたって、

自分への戒めとして気をつけることをリストにしました

 

・なにかのグループの代表として話そうとしない

・難しい言葉や言い方でかっこつけようとしない

・作品や作者を尊重する

 

いまはこの3つを気をつけて進めていきたいと思います

 

おわりに

最後に

数あるインターネットにあるブログのなかから

こちらにたどりついてくださった方に、感謝を

 

もしよろしければ

時折見に来てみてください

お待ちしております

 

 

MATTIA